明けましておめでとうございます。
ようこ先生です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(1月2日の太平洋です。)
ようこ先生の今年がんばりたいことは「認知的なアプローチを使った学習指導」。
まほらboではずっとやっているのですが、よりパワーアップしたいと思っています。
そのきっかけになったできごとを紹介しますね。
小学校2年生の男の子がいました。塾で先取学習をしているようで小学校4年生の勉強ですかね、【三桁÷二桁の割り算】をやっていました。
できていない問題は何度もやり直さなければならないようで困ってしまっていました。
答案用紙を見ると、8割以上は〇がついていましたのでとりあえずできているようにみえました。
しかし、よく見るとくり下がりのひき算が上手く行っていない部分がありました。
この件についても皆さんに説明した部分はあるのですが、今日はやめておきますね。
くり下がりのひき算の説明をする中で
「”10ー8=2”ってどいういうことかわかる?」
と聞いたんですね。
『10から8を引くんでしょ』
言葉で説明しようとしたのですが、図を使って説明してもらいました。
すると、その子は下の図のように書きました。
ここから考えられることは、10この中から「8番目」を引いたということで
「10この中から8こ取る」という式の意味が理解できていないように見えました。
彼にとって数字はハートや〇というマークと同じもので
「量・大きさ」を表しているものとして認識されていないようでした。
数字は確かに記号ではありますが、算数の世界での文字であり表しているものがあります。
①数の大きさ と ②読み方 です。
5月のまほらbo算数で、上記のスライドを使って紹介をしました。
10-8の場合、10このまとまりから、8このものをとるということですよね。
「8こめをとる」ということとは意味が違います。
(この辺りについて、学校では1年生できちんと説明してくれます。)
算数の問題を意味理解をせずに無機質なものとし、操作だけで答えをだし
大人側が「できてる、できてる」と思い次に進んでしまうことで、
子どもが間違った理解をしている可能性があります。
子どもの概念形成には順序や年齢によって理解できる範囲があるそうです。
学校の授業(学習指導要領)は子どもの成長に合わせ、
授業の内容を組み立てていますので、まずは学校の授業をしっかり理解していくことが
大切だと強く思います。
その上で、問題を解くだけではわからない、子どもの頭の中・子どもの理解状況について考え、間違った理解には正しいことを伝え、子どもの理解状況に合わせて間違えにくいように伝えるこれが、放課後まほらboで目指していることのひとつです。
算数については【認知的なアプローチを使った個別学習相談(さんすう)】 を実施していますので、子どもの理解状況については特にそちらで確認ができます。
どうやったら、子どもの頭の中・子どもの理解状況がわかるのか
興味を持たれましたら、ぜひ放課後まほらboにご参加くださいね。
(あべようこ/べっちゃん)
まほらboのご案内 毎週火曜日金曜日。
小学校3年生以上。会場は東京都小金井市です。
教材、材料費などは別途。月2万!
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オンラインでの受講も可能です。
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